BLOG「とりとめない話ですよ、ほんとに。」vol.3
「インプット to アウトプット」
ふと、「最近、インプットしていないな。」と気づいて、映画を観たわたし。 アキ・カウリスマキ監督の『コントラクト・キラー』の世界にどっぷり浸って、その火照りを帯びたまま夜の散歩へ。 「ジャン=ピエール・レオ、やっぱりいい演技するな〜。」などと、さも精通ぶって夜を歩くそんな浅はかな自分が恥ずかしくなって、予定外の左折。 すると、何とも雰囲気いいロケーションが目の前にフワッと現れ、しばしの眼福タイム。 「この灯りの下で、ジャン=ピエール・レオがジンジャーエールの瓶を右手で持って、左手には...」などと、さも監督ぶってカメラアングルを思案して みたりと、インプットに酔っていきなりアウトプットしようとするわたし。身の程知らずもいいところで、独り街角で苦笑。 左折した先の光のまどろみに、5分は佇んでいたでしょうか。 ぷかぷかと浮かぶ優しい白熱電球の灯りを眺めながら、その頬を横切る夜風は、たしかに秋のそれになりつつありました。 とりとめない話です、ほんとに。